Topics

甘い?苦い?
2013-05-01 TOP
 この春から息子が自分の母校に通うことになりました。

早いものでもう四半世紀近く前の事です。

 

子供の成長を見るにつれ、気が付くと自分も確実に時を重ねてるんだと

改めて感じさせられました。

 

さて、そんな母校に子供の授業参観で久しぶりに行ってきました。

息子の担任が数学担当らしく、授業参観は数学の授業でした。

「私立文系」だった僕には荷が重すぎ?でチンプンカンプンだったので

久しぶりに校内を散歩する事にしました。

 

1,2,3年の時の教室だったり、部室やグラウンド等。

バックネット裏には3つのブルペンがあり、その一番右端が僕の定位置でした。

マウンドに立つと流石に目立ち過ぎて不審者扱いされそうだったので

止めときました。

 

あちこちに当時の思い出が残されてて、凄く懐かしい。

甘酸っぱい思い出の場所もしっかり写真に撮ってきました。

さて、そんなちょっとハイになったおっさんはすっかり

時間を忘れてしまい、授業参観もとっくに終わってしまいました。

 

慌てて息子の教室に戻る途中、前方から体格の良い丸刈りの男子生徒が

友人と談笑しながら歩いてきました。

特に気にすることもなくすれ違おうとしたその時、

男子生徒と目が合ってハッとした顔をしたその瞬間「こんにちは!」と

立礼をされました。

 

「!!??はい、こんにちは・・・」

 

咄嗟に返事したのだが、何のことやら。

部活動などで挨拶指導されているのかな?と思いながら通り過ぎたのだが

他の父兄には目もくれず、再び談笑しながら教室に向かって去って行った。

不思議な感覚に包まれながらも息子の教室に帰らねばと思い出し

再び歩き始めると、またもや明らかに柔道部員らしき丸刈りの男子生徒に遭遇。

 

「こんにちは!」美しい立礼と共に必要以上に大きな声が廊下に響く。

周りの父兄がチラッとこっちを見ている。

 

「はい、こんにちは」(ほぼ苦笑い)

 

どうやら柔道部OBと勘違いされているようだ・・・。

実は野球部なんだけど・・・。

しかし、爽やかな笑顔で必要以上に大きな声で挨拶をしてくる

彼らに恥をかかせる事はできない。

出来る限りの作り笑顔で挨拶しかえしてあげた。

 

だんだんと居たたまれなくなったので早めに帰宅。

鏡に全身を映してみると、そこにはなんとなく

レスラーみたいな体型のおっさんが。

 

改めて痩せようと心に誓った甘酸っぱくも苦い一日でした。



上津役製作所にて更に多くのニュース記事をよむことができます
https://koujaku.com

このニュース記事が掲載されているURL:
https://koujaku.com/modules/kobayasizm/index.php?page=article&storyid=33